百均SD/MSカードリーダ (14cd:125c
)
ID が 14cd:125c
の SD/MicroSD/MS/M2 を読み書きできると称する廉価のマルチカードリーダライタがある。
これはさいきん100均でdf
コマンドを実行したりなんかすると、
sd 3:0:0:0: [sdb] Unhandled sense code sd 3:0:0:0: [sdb] Result: hostbyte=0x00 driverbyte=0x08 sd 3:0:0:0: [sdb] Sense Key : 0x3 [current] sd 3:0:0:0: [sdb] ASC=0x11 ASCQ=0x0 sd 3:0:0:0: [sdb] CDB: cdb[0]=0x28: 28 00 00 00 08 01 00 00 01 00 end_request: critical medium error, dev sdb, sector 2049
のようなエラーが出て、もうSDメディアの寿命かとビビる。
これもカーネル 3.8 のときには発生しなかった SCSI エラーなので、
usb-storage
ドライバの quirks
パラメータ設定すれば解決する。
Myson USB/IDE ブリッジ (04cf:8818
) の場合とは違って、ここは n
を指定しなければならない。
つまり
modprobe usb-storage quirks=0x14cd:0x125c:n
とやってモジュールを読み込めばよい。
他の quirks とあわせて modprobe.conf
などにまとめて設定を記述するには、例によって
options usb-storage quirks=0x04cf:0x8818:w,0x0411:0x001d:w,0x14cd:0x125c:n
のようにコンマで区切って書く。
同じ 14cd:125c
素子を使って組み立てられたカードリーダは他にも色々ある。
これは狭いUSB挿し込み口でも使えるフレキプラグ仕様。
こちらは通電確認LED付き。
粗製濫造ゆえの一種のハズレ籤引きゲームの様相を呈すると言われるが、 耐久性や信頼性は程度問題にすぎないという意見もあるそうな。